誕生日に嘘ジャズ

 さて今日は自分の誕生日なのだが、教えに行っている学校の「講師ライヴ」の日でもある。どんなジャンルだったら出来ますかというアンケートに「スラップが入っていなければなんでも良いです」と書いたのがいけなかったのか、先日「ジャズの先生に混じって4ビートでも良いですか? 」と聞かれて「エーッ!!」とビックリした僕であったが、まあこれも何かの修行かなと思って承諾した。勿論一緒にやって頂ける先生がたには「どうなっても知りませんよ。僕は本当にジャズわからないですから」と念を押しておいた。

 数日前に資料の音源が届き、ジャズ・ドラマーの先生が「多分竜さんでも知ってると思いますよ」とおっしゃっていたのがジョー・ヘンダーソンの「リコーダ・ミー」。残念ながら僕は全く知らない曲だったのだが、一体この曲がロックで言うとどのぐらいの知名度なのか知りたいなあと思った。う〜ん、レッド・ツェッペリンの「ブラックドッグ」ぐらいかしら?

 ちなみにこの曲はちょっとボサノバ調なので、ベースはランニングする感じではなくて一度五度でなんとかなりそうな感じだったのはありがたい。メインのテーマのところはオリジナルで使われている「ペローン」とオクターヴ上のマイナー3度から9thに上から降りて来るフレーズが素敵なのでそのまま真似させて頂く事にしたのだが、イントロはよく音程がわからないので当日(今日)他の先生に教えてもらえばいいやと思い、実際今日教えてもらってからプレイした感じであった。

 ところで昨夜YOUTUBEで色々見てみたらハービー・ハンコックとロン・カーターがやっているのが出て来て、これはけっこうテンポが速くてビックリ。こんなテンポだったら絶対に着いて行けないなあと思いつつ臨んだのだが、幸いそんなにテンポは速く無く、ソロは思いっきりアルペジオっぽくなってしまったものの、なんとかごまかせた(と思う)。

 ところでそのロン・カーターのプレイが凄く良かった。特に何も特別な事はしていないのだが、安定していて実にカッコいいのだ。どうしてか僕はこういうアドリブ主体の演奏をすると、やれないくせに色々とやりだしてしまってボトムが怪しくなってしまう傾向がある。今日も「ロン・カーターみたいにどっしりと」と思いながら弾いていたのにやっぱりだいぶ子供っぽかった気がするなあ。今日また歳を取ったのに、一体いつになったら大人になるのやらと途方に暮れたり、いやまだ若い感じでいられるのは良い事だと思い直したり。まだまだ「不惑の歳」にはほど遠いようである…。

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Commented at 2008-04-29 20:14 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by ricken4001s | 2008-04-22 23:32 | 音楽 | Comments(1)

現 デュオたかはし(髙橋竜、タカハシヒョウリ)、竜理長(髙橋竜、三柴理、長谷川浩二)、NUOVO IMMIGRATO。大槻ケンヂ・ミステリ文庫(オケミス)。陣内大蔵サポート。CMナレーション、「渡り廊下走り隊」などへの楽曲提供など幅広く活動するベーシスト/ミュージシャン髙橋竜奮闘記。ex-SUZY CREAM CHEESE、ex-特撮、ダイアモンド☆ユカイ等サポート。

by ricken4001s