2007年 06月 10日
HIGHWAY COMPANION
以前高校生ぐらいの時にFENでアメリカのコメディ・ミュージシャンが「誰々は第2のボブ・ディラン〜」というコミック・ソングを演奏していて、マーク・ノップラーと共にあげられていたのがトム・ペティ。僕の家には姉の持っていた『DAMN THE TORPEDOES』というトム・ペティとハートブレイカーズの名盤があって、僕は子供の頃からちゃんと歌詞の聴き取れるヴォーカルで、アメリカンなのにただカラっとしているだけではないサウンドも大好きでよく聴いていた。そのトム・ペティが昨年ハートブレイカーズではなくてソロ名義で『HIGHWAY COMPANION』というアルバムをリリースしたので聴いてみた。
昼過ぎから晴れたので車を洗いに行こうと外に出た僕は、その車内で初めてこのアルバムを聴き出した。最初の印象は「なんか地味でボブ・ディランぽいなあ〜」という感じ。しかしやや田舎にある洗車場に向かって景色が少しずつさびれてくると実にアルバムの感じがあう。ボブ・ディランと違って(しつこくてすまん)歌詞カードを見なくても「僕は車を反転させる。そう、僕は戻って行くんだ」とか「ナイト・ドライヴァー、彼らは家へと流されるように帰って行く」みたいなジャック・ケルアックの『路上』さながらの車や道に関係のある素敵な歌詞にそこそこで心をつかまれ、洗車場に着いた頃にはすっかりこのアルバムの大ファンになってしまった。
車を綺麗にしてふと僕は長い間オイルを交換していない事に気付いた。車というのはとにかくエンジン・オイルさえマメに変えていれば長持ちすると昔誰かに聞いたので、そのままオートバックスに向かってオイルを変えてもらった。もうその頃にはすっかり気分は孤独なアメリカの旅行者。コーヒースタンドでホットドッグなんか食べながら、もし誰かに話しかけられたら「ミズーリから、う〜ん行き先はまだ決まっていないね…」なんてキザに話してしまいそうな勢い。本当ならばこのままどこか遠くへあても無くドライヴに行きたい気分だったのだが、明日も仕事があるのでそういうわけにも行かず、この『HIGHWAY COMPANION』を聴きながらナイト・ドライヴァーになって家路に着いた。しかし『ハイウェイのお供に』とは凄く良いタイトルだなあ。久しぶりにどこかの田舎道(出来ればアメリカ)をドライヴしたいなあなどと実にロマンチックな気持ちにさせて頂いた。お勧めです!
*ロバート・デイヤーによるジャケットも素敵!
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しばらくリョウさんに会えない間にリョウさんの今昔お気に入りの音楽をいっぱい聴こうと思っているので、また好きな音楽があったら教えて下さいね♪(^^*)もちろん「ミズーリ·スカイ」や「D☆Y Short Bible」もずっと聴いていますよ♪大好き(^^*)私って本当にリョウさんに影響されやすいですね~ おバカでごめんなさい…さみしいんだもん(^^*)