本日も体験入学に呼んで頂いたのだが、午後の参加者の1人に「レコード・コピーのやり方を教えて欲しい」と言われたので、その場でBACK NUMBERの「**」と言う曲(題名忘れました)をはじめて聴いて、実際にそのサビをコピーしてみた。
1.まずは長さを把握する。1234と数えながら小節線だけを書いて行く。出来れば1段4小節(紙を縦に使う場合)か8小節(紙を横に使う場合)にして、3小節で終わったりするところは1小節斜線で潰す(半端な小節数なのが一目瞭然)。ちなみにこの曲のサビは素直に16小節(8小節のパターンが2回で、最後だけちょっと違う)でした。
2.ベースが最初にベーンと鳴らした音を口で言いながらどの音なのかベースで探す(確率はたったの12分の1。ドかレbかレかミbかミかファかファ#かソかラbかラかシbかシのどれかです)。ちなみにこの曲では音程はレで、明るい雰囲気だったのでとりあえず1小節目にDと書いておく。もちろんコードが変わった瞬間のベースの音がルートでは無い場合もあるが、確率はかなり低い。
3.コードが変わったなと思ったところも2の作業を繰り返す。ちなみにこの曲では2小節目もベースはレのまま。でもコードが変わった感じがするので、分数コードなのかな、ぐらいの感じで?/D(?onDでもOK)と書いておく。
4.3小節目で音程が少し降りたので、D(レ)より少し下を探してみる。ここではC#(ド#)で、悲しい雰囲気だったのでC#mと書いておく。ちなみに4拍目だけ音もコードも雰囲気が違うので探すと、ファ(厳密に言うとミ#)であった。コードは殆ど一緒なのに少しだけ雰囲気が違うのでC#7/E#(Fと書く人もいるでしょうが、FだとCから見て4度になってしまうので、厳密にはこうなるはず)と書いておく。
5.次はそのミ#よりちょっとだけ上がった音だったので探すとファ#(F#)。悲しい雰囲気だったのでF#mと書いておく。
6.ダイアトニック・コードの知識がある人なら、もうこの辺でこの曲のキーはAメジャー(もしくはF#マイナー)とわかるはず。そうなると#が付くのはファとドとソだけなので、2つ目の分数コードはコードだけがD(IVの和音)からE(Vの和音)に上がっていて、ベースだけがDにステイする。じゃあE/Dじゃないの、と予想がつく。
7.ダイアトニック・コードの知識が無くても、1の作業を根性で繰り返せば、どんな曲でもコピー出来るはず(チューニングが12音階を超越した曲は別として)。
8.コードが7thなのかとか、細かいフレーズとか、細かい事は後からでOK。取り敢えず1〜7の作業で大枠は分かるので、なんとなく弾ける。
と言うのをみんなでやってみた。みなさん、意外と簡単なのでネットのコードに頼り過ぎず(答え合わせみたいに使っても良いだろうと思います)、是非やってみて下さ〜い!!!