先日のインスト・ビートルズ、そしてその前の「謎の高橋竜セッション、フィーチュアーリング石黒彰、松本淳」に続いて、今日も家から歩いて行ける距離の某スタジオ(機材があるので、沖縄の人がタバコを買いに行く感覚で車で行きましたが)で、三柴さんとリハーサルをした。
前の人が終わって出て来るのを待っていたら、なんと出て来たのはロジャー高橋さん。大谷令文グループ、桑名晴子さんのバンドで、5年以上一緒にやっていた我々「おお〜っ」と一瞬盛り上がり、旧交を暖めたが、実際に沢山喋ったのは続いて出て来たローリー寺西さんとのほうだったと言うのが、なんともシュールでおかしかった。ロジャーさんは基本的にそんなに口数が多いほうではないのだ。
同じ感じで、先日の地下室の会のライヴの打ち上げではあんなに盛り上がったサトケンさん(つまり彼ら、マンジのリハだったんですね)とも「うわ〜っ、お久しぶりです」ぐらいで終わってしまい、いそいそと我々はスタジオへ。
ボ・サンフランシスコはじめ、色々な曲が「よし、この路線であとはクオリティを上げるだけ」と言う感じの段階に持って行けたのは嬉しかった。しかし、何十年も一緒にやっているのに、今更ながら「三柴さんってピアノ凄いなあ」と感心してしまった。本当、この人がピアノだと、どんなベースを弾こうが、どんなガット・ギターを弾こうが、挙げ句の果てにはどんな歌を歌おうが、全部格好良く聴こえてしまう。う〜ん、こうなると僕の悪い癖である「誰かが責任を負ってくれるのであれば、自分は責任を取らない」(特撮の頃の「サンフランシスコ」の「ナッキーがコード感を出してくれるなら、俺は出さなくても良いんじゃん? 」と言うアレ)と言う所に行かないようには気を付けなければ、なんて思っているんである…。