TIMEOUTについて

 昨日のイベントでひとつだけ言い忘れた事がある。それは、TIMEOUT CAFEの「TIMEOUT」のこと。

 僕の記憶が確かならば、TIME OUTはイギリス版の「ぴあ」か「東京ウォーカー」。いや、「ぴあ」や「東京ウォーカー」が日本の「TIME OUT」なのかもしれない。

 20歳ぐらいの頃、一人でイギリスに行った時、駅の売店でTIME OUTを買っては湿っぽいB&B(Bed & Breakfastの略)のベッドで「へえ〜、100クラブにユッスンドールくるのか。これに行こうかな〜」とか、「おお〜、アストリア・シアターでリトル・スティーヴンやるのか」とか調べて、夜な夜なライヴに行ったものである。

 確か、ずっとロンドンにいるのも飽きて来てバーミンガムなんかに行った時も、この「TIME OUT」で映画情報を見て、007映画を字幕無しで見たような…。

 なんだかもう20年以上も前なので記憶が曖昧だが、当時イギリスに住んでいた姉に、ハマースミス・オデオン(C.C.レモン・ホールぐらいの大きさ)のデフ・レパード、そしてVOWWOWやステイタス・クオー、アリス・クーパーやストラングラーズなんかが出たレディング・フェスティヴァルのチケットは前もって取ってもらっておいた気がする。

 その時やはりハマースミス・オデオン(だったと思う)でやったジェスロ・タルのチケットも姉にお願いしたのだが、発売2日目に買いに行った姉にプレイガイドの店員さんが「ジェスロ・タルのチケットを発売日当日以降に買おうなんて無理に決まっている」と笑われたと聞いて、イギリスではなんとジェスロ・タルの人気が高いのだろうとビックリしたっけなあ…。

 でも、「TIME OUT」の御陰で変なコンサート色々行ったなあ。マーキー・クラブでなんか謎の看護婦の格好したガールズ・バンド(名前忘れました。ドクター・ニーズ・ドクターという医者にも医者が必要という歌詞の曲をやっていてなんだかとてもイギリス人ぽくてシニカルだなあと思った気がする)を見てドイツから来たロック・ファンの子と仲良くなったり、アストリア・シアター(リキッド・ルームぐらいかなあ)でスティーヴ・マリオットを見て、前座のクワイア・ボーイズ(後にデビューして日本で感動の再会をしたなあ)と仲良くなって何故か楽屋でVOWWOWの厚美さんの話で盛り上がったり、あの旅行での「TIME OUT」の役割は計り知れない…。

 なのだがさすがに日本食が恋しくなった時には「TIME OUT」も無力。ロンドンの警官に「どこか安くて美味しい日本食屋無いですか? 」と聞いて教えてもらったノーザン・ライン(南北線)はトッテナム・コート・ロードの某日本食屋。けっこう値段高くて一番安い5ポンド50(当時で2300円ぐらい)の月見うどん、全然美味しく無かったの思い出すなあ…。「お茶下さい」と言ったら無くて、コーラ飲みながら月見うどん食べたっけ。青春の1ページ、懐かしいです…。

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by ricken4001s | 2009-10-26 23:52 | 音楽 | Comments(0)

現 デュオたかはし(髙橋竜、タカハシヒョウリ)、竜理長(髙橋竜、三柴理、長谷川浩二)、NUOVO IMMIGRATO。大槻ケンヂ・ミステリ文庫(オケミス)。陣内大蔵サポート。CMナレーション、「渡り廊下走り隊」などへの楽曲提供など幅広く活動するベーシスト/ミュージシャン髙橋竜奮闘記。ex-SUZY CREAM CHEESE、ex-特撮、ダイアモンド☆ユカイ等サポート。

by ricken4001s