都内某所にあるラジオ局。約束の時間に僕はそこに到着した。そう、今日遂にオーディションで合格した「素人高校生3人組」とご対面するのだ。ロビーで担当女史と落ち合い、いざミーティング会場へ。なんでもその担当女史もまだその3人にはご対面していないのだとか。ドキドキしながら部屋に入ると、取り敢えずラジオ局のその番組の担当の方と、クライアントの広報の方、放送作家の方などを紹介される。

 そして待つ事数分。いよいよあどけない女子高生3人が入って来た。僕には3人は堂々としているように見えたが、やはり緊張しているのだろう、僕なんかしっかりミルクも入れてズーズー飲んでいるっていうのに飲み物を出されても誰も手をつけようとしない。まあでもさすがそこはラジオ局の人は手慣れた物で「毒とか入っていないからどうぞ〜」と勧めて一気に場が和んだ。そしてお互いに自己紹介。僕は「みなさんが歌を実際に歌ってレコーディングするときにディレクションをします高橋竜です。竜さんと呼んで下さいね。やりにくい事があったら、なんでも竜さん〜困った〜と頼りにしてね」と言ったら大体僕の役目がわかってくれたようだった。

 その後レコーディングの日の流れなど担当者から説明があり、いよいよ今日のメイン・イベント「キー合わせ」へ。僕はてっきりピアノか何かのある部屋に移動でもするのかと思ったら、ここでやるという。しかも楽器は何もなし。「エ〜ッ、これでどうやってキー合わせるの〜! 」と一瞬ビビったが、考えてみれば彼女達、曲もさっき初めて聴いた訳だから馴れるためにもこの曲を少しづつかけては仮歌をまねして歌ってもらう事にした。で、結果は!!!!

 今時の高校生というのはカラオケによく行っているせいかやっぱり音感など優れているのかもしれない。みんな恥ずかしさはあるものの、1〜2回聴いただけでメロディも大体把握してそれなりに歌っている。製作サイドのこちら側が心配していた大サビのファルセット部分もバッチリだ。「お〜、みんな大丈夫じゃん。後は楽しくやりましょう! 」と言って僕は安心して「謎のキー合わせ」を終える事が出来た。

 本当はもしもキー的に高くて出ないとか、そういう子がいたら低いパートを歌ってもらおうとか、色々とパート分けが必要だと思っていた。だがこの感じなら全員どの箇所も歌えるはずだ。ならばというわけで「モーニング娘。」形式で全員が全部歌い、それの良いところをつなげて行くという方式を取ろうと思う。「ああ〜良かった〜」と安心した僕だがおかしかったのはそれから。みんな他のスタッフは来週の番組の事だとかなんだとか、色々と打ち合わせがあるらしい。なのでラジオ局を出たのは僕とその高校生3人組のみ。僕は鳩バスの引率者よろしく、駅はこっちだよ〜とみんなを引率しながら帰ったのだから笑える。

 僕だけ違う線だったので駅前で3人を見送ったが、本当ひと夏の良い思い出になれば良いなあと思う。僕も出来るだけリラックスして歌える環境を作ってあげたいとひたすら思う。よ〜し、レコーディング頑張るぞ〜! おっちゃんにまかせろ〜!

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# by ricken4001s | 2005-08-23 23:57 | 音楽 | Comments(3)

セミの声と思いきや〜。

 今日はちょっとだけ仕事があったので電車で移動。ベースを持って座席に座ると「ジーッ、ジーッ」と音がする。一体何の音かなあとふと右を見ると優先席におじいさんが座っていてなんとなく気恥ずかしそうな感じだ。「なるほど、おじいさん電車に乗る前にたまたまセミを捕まえてしまい、孫にあげようと思って持って来たのだな。素晴らしい愛だなあ〜」とか思い込んだ僕。「そういえば昔父方の祖父が電車の券売機に100円入れて80円の切符を買ったらジャラジャラと余計にお釣りが出て来たと言って小学生の僕にそれをくれたっけ。さすがうちの祖父、孫が一番好きなものは何なのかちゃんと把握していたんだなあ」とか思い出に浸っていると次の駅で彼は降りて行った。

 「お〜、偉いなあ。僕も孫が出来たら(まだ子供もいないくせに)どんなに恥ずかしくてもセミぐらい採って行ってやろう」などと平和な気持ちになっていると、また同じ音がしている。「おや〜!?」と思いながらよ〜く耳を凝らすと、それは連結器のきしむ音。ガ〜ン、じゃあさっきの全然セミと関係なかったのね。

 とまあ今日はこれぐらいしか書く事もない平和な1日であった。ところで数日前の「エンジニアってスッゲー! 」の中で「僕のリズムの悪いエレピにはディレイ」と書いたのだが、さっきファイルをあけてみたらディレイが掛かっていたのはストリングスのほうでした。会長の名誉の為にここでお詫びして訂正させて頂きます。

 さ〜て、明日はいよいよ素人高校生とご対面だ〜! みんなちゃんと歌えるように、頑張って緊張をほぐさなくちゃね! ではここで一句「古電車、セミに聴こえる、連結器」失礼しました〜!

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# by ricken4001s | 2005-08-22 21:47 | 音楽 | Comments(8)

夏バテにはナシゴレン

 朝起きたら体調最悪、激しい嘔吐、下痢の連続で頭もガンガン痛い。どうやら昨日ミックス・ダウン中冷房がキツかったのと、その後の焼き鳥屋も冷房がキツかったので風邪をひいてしまったらしい(誰がなんと言おうが2日酔いではない。風邪である)。今日は朝から某音楽学校の体験入学があるので行かなければいかないのだが、3歩歩いただけで下痢、その後嘔吐ととても電車など乗れる状態ではない。寒気もすごい、寒いのに脂汗がダラダラ。でも仕事だから頑張って行かなくちゃ〜と思っても身体が動かない。もう本当に申し訳ないのだが学校のスタッフの方に「ちょっと遅れます。すいません」と電話をすると、キツそうだったのを察して頂いたようで「ではお昼から来て下さい」と優しいお言葉。おかげさまで薬を飲んで少し寝て、少し状態の良くなった僕は昼に向けて出発した。と、ところがである。外の灼熱地獄は身体が寒くてたまらない僕には逆に心地よいぐらいだったのだが、電車の中の冷房がキツい。おなかがキリキリ、キリキリ痛くなった僕は「このスティーヴィー・レイヴォーンめ! 」とダジャレでその場を切り抜けようとしたがそれもままならない。ちゃんと昼からの授業には間に合うように出たのに何度もトイレに駆け込み、しかし何も出ず(もう全部出し切ってしまったようなのである)、もうろうとした僕は何を思ったか特急電車に乗ってしまった! 自分の降りる駅をうらめしそうに眺めながら通り過ぎ、次の駅から先ほどのスタッフの方に電話。「恩を仇で返す」とは全くこの事である。英語で言うと「Bite the hand that feeds」(ご飯を与える手に噛み付く)という感じであろうか。さすがに「気をつけていらして下さい」と言った彼の声はもはや全く笑っていなかった…。

 その後到着、脂汗かきまくりで「近寄ると風邪移るよ〜」と体験に来た高校生達に警報を発令しつつなんとか授業したのだが最近の若者はみんな優しい。「先生大丈夫ですか〜?」とみんな心配してくれるのだからありがたい。「なんとかやれたのはみんなのおかげだよ〜! 」と半泣きで授業を終えた。その後僕は、例のアレンジの打ち合わせをする。昨日会長にミックスしてもらったデモを聞かせると担当女史も大喜び。「これが僕のミックスだったら…」と思うと風邪とは関係ない脂汗も出て来た。お〜コワ。色々と細かい打ち合わせも終わってその場を離れた僕、やっと家に帰れるのだが考えてみると今日朝から何にも食べていない。そば屋さんによって消化の良さそうなソバを食べたがこういう時ってメチャクチャまずく感じるものである。色々な意味で気持ち悪くなりながら家に着いた僕。2時間ぐらい寝る事にした。

 起きてみると、だいぶ調子は戻って来た。悪寒と頭痛はあるものの吐き気や腹痛はかなりおさまっているのだ。こういう時はとにかく栄養をつけねば、と僕は冷蔵庫にあったものを物色。「タマネギ半分、豚のひき肉、賞味期限の迫った卵かあ〜。そうだ、ジャンバラヤかナシゴレンを作ろう! 」と早速ネットでレシピを見る僕、ジャンバラヤは難しそうなので却下。ナシゴレンも本当は鶏肉だし、サンバルっていうインドネシアのお豆みたいのもないし、キュウリもないしトマトもないのだが、まあナシゴレン風インドネシア・チャーハンを作れば良いや、とばかり作り出した。レシピには「醤油とケチャップを混ぜた物で味付けして」と書いてあったがうちにはそういえばナンプラーがある。「やる〜これで本場の味」とか思って醤油の代わりに得意げに入れたのだが食べ始めてから「ナンプラーってベトナム料理じゃん」と気付いた。まあ、エスニックつながりで良いかとも思うのだがそれならクミンも入れればよかったなあ〜とも思う。まあ多分これはこれで国籍違うんだと思うのだが。

 出来上がって食べてみるとけっこうイケる。すっかりおなか一杯になって今これを書いているが、軽くおなかは痛い。しかし、これで夏バテも風邪もぶっ飛ばせるはずである。やはり人間、食べ物が人を作る(what you are is what you eat)と言いますからね!

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# by ricken4001s | 2005-08-21 23:27 | 音楽 | Comments(15)

 今日は14時にエンジニアK氏、ああ〜もう面倒くさいや、会長がうちに来てくれる。それまでちょっと自分でもミックスしてみたりしたのだが全然良い感じにならない。得意のトライアングルも叩いて入れてみたのだがちょっと「お彼岸」ぽくなってしまった。「ええい! もう後は専門家まかせだ〜! 」とばかりサジ投げた僕、丁度時間になったので会長の家までお迎えにあがった。

 けっこう道が混んでいて歩いても15分ぐらいの道のりなのに30分ぐらい掛かって帰って来た僕達、しばし雑談すると彼は最近またサスケのエンジニアをやったらしい。「う〜ん、そんな凄い人に僕のデモのミックスなんかお願いして良かったんだろうか」とか弱気になり始めたのであわてて作業を開始した。僕のテキトーなプラグインを「これはどういう意図でかけたんですか? 」と聞いてくる会長。「なんとなく」と正直に答えるのも嫌だったので「あ、もう全部外して会長のやりやすいようにやって〜」と言うと「そうですか、わかりました」とばかり全部奇麗に外して、トラックの並びからなにからゴッソリ変えて、彼は黙々と作業を始めた。実は僕はバンドのプロデュースなどやる時、エンジニアさんが実際にミックス・ダウンをしている時にはスタジオにいない。いるとエンジニアさんも気が散るだろうし、なんと言っても完成品を新鮮な耳で聴かないと善し悪しの判断が出来なくなるからなのだ。だが今日はデモのミックスだし、彼にやらせておいて僕だけ隣の部屋で高校野球見る訳にもいかないし、ちょうど良い勉強だというわけで斜め45度後ろから息を殺して作業を見守ってみた。

 するとどうだろう、会長がガンガンEQとコンプをかけると、もう買い直そうかなあとすら思っていたしょぼ〜いドラムの音源がすごーくカッコイイ音になってきた。巻きのナメラカ〜な弦で弾いたベ〜スや、ワウかけて昨夜弾き直したギターにも、ガッツリEQとコンプをかける。リズムの悪い(ゴメンナサイ)僕の仮りエレピ(打ち込めよ!)にはディレイ、ストリングスとの陰影もバッチリだ。そしていよいよヴォーカル。こちらも艶っぽい彼女の声にコンプとディレイが掛かると、さらにその艶っぽさが増す。最後にモノ・シンセと「お彼岸」トライアングルをちゃちゃっと仕上げて、約1時間でものの見事に会長サウンドは完成した! 注文を入れた事といえば「サビは2人でユニゾンで歌ってもらおうと思っているので、疑似ダブリングみたいにして欲しい」と言った事ぐらい。まさに枯れ木に花を咲かせる花咲かじじ、いやまだ彼はそんなに年齢は行っていないので花咲か青年ぐらいにしておこう。「エンジニアってスッゲー!」と僕は思わず叫んでしまった。

 今日一番勉強になった事は、ちゃんと音にEQするという基本的な事。そういえば僕はアナログ・レコーダーでフォステックスのでっかいアナログ卓(まだ持っている。処分しろよ! )でデモ作っていた頃は音も評判悪くなかった。コンピューター・ベースになったらとたんに音が悪くなったような気がするのだが、おそらくアナログの時は普通にチャンネルにツマミとしてEQがついていたのでよくいじったのにプロ・ツールズになったとたん「あまりプラグイン使いすぎるとコンピューター凍ってしまう」という脅迫観念からすっかりEQしなくなってしまっていたのだ。「なるほど〜、俺ってやっぱりアナログからデジタルに移行出来ていなかったのね〜」と、頭の中に自分が「おかしなおかしな石器人」や「はじめ人間ギャートルズ」みたな格好をしている絵が浮かんでまたボショ〜ンとなったが、完成したデモはなかなか素晴らしい。これでやっと人様にお聴かせ出来るデモが出来た〜。ありがとう会長! またよろしくお願いしますね! という気持ちで僕は近所の焼き鳥屋で彼の大好きなお酒をごちそうする事にした。途中からチェロの孝太郎君も加わってそれはそれは楽しいお酒だったのだが、しかし本当に会長って酒強い。あれはザルじゃなくてワクですよ(笑)。

追伸:ちなみにEQとは「イコライザー」の略で、大体レコーディングで使うのはトレブル(高域)、ミドル(中域)、ベース(低域)の3バンドをそれぞれ上げたり下げたり出来るもの。さらに例えば高域なら、高域のどのへんの帯域を加工するのか、どのぐらいの幅で加工するのかも変えられるパラメトリック・イコライザーが一般的である。他に櫛みたいな細かいスライド・ヴォリュームが沢山並んでいるグラフィック・イコライザーなどもある。

コンプは「コンプレッサー」の略で、例えばドラムの音など、本当は最初だけドカンとでかくてあとはそうでもないみたいな事が多いのだが、それだと迫力ある音に聴こえないので最初のデカイところをブリッとツブして、さらにその後のあんまり大きくなかった部分も底上げしてお聴かせして迫力ある音にしあげたりするエフェクターである。まあ、色々な使い方が出来るのでこの説明だけでは思いっきり説明不足なのだが。

ディレイ:これはカラオケ・ボックスにもある、いわゆるエコー。やまびこ君であります。

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# by ricken4001s | 2005-08-20 23:23 | 音楽 | Comments(11)

ビニー・カリウタ

 「あ〜もう完全に煮詰まってきた。もう正直わかんなくなってきたよ〜」と煮詰まったので、もうこの状態で仮歌録ってから考えようと腹に決めた。そして16時前、僕は指定の場所にノート・パソコンやらなんやら持って現れた。しかし、ふたを開けてみると卓もあるしマイクもある。ありがたい事にオペレーターまでいるというのは嬉しい。そしてちょっと遅れて、例の作曲家嬢が現れた。軽く挨拶して僕はオペレーターとデータの移し替えなどしていると、後ろで彼女は今回製作を担当してくれる会社の人になにやら近況報告「**の曲をいつまでに作らなくちゃいけなくて〜」と幾つか名前を出していたが、どれもビッグネーム。今結構発注が殺到しているみたいでちょっと気の毒な感じだ。

 多少バカ話、雑談等してレコーディングの段取りについて話したりする。全楽器生で録る事にした事に対して彼女は「え? なんでそんなに生にこだわるんですか? こういう曲って普通打ち込みじゃないんですか? 」と痛いところを突いて来た。まさか初対面の彼女に「僕は打ち込みが下手なんです〜!」とも言えないので「生は良いよう。まあ今回は素人高校生が歌うから、生楽器の質感でごまかしてしまおうというのもあるからね」とか、わけのわからない答え。「ふ〜ん」といぶかしげに答えた彼女だが、来るミュージシャンでドラムの人が彼女の好きなグループのドラムをやっているのと、ギターの人が彼女の事務所の先輩という事でそれなりに楽しみになってきたみたいだった。

 そして仮歌録りへと進んだが、歌を聴いてビックリ。歌うまいし、というか凄く歌うまいというよりもなんかそういうので言い切れない良さがある。声に特徴があるし、独特なグルーヴもあって正直良いのいで、これはきっと中嶋美嘉などに曲を作っていた川口大輔君みたいに本人もきっと近い将来デビューするであろう。ならば本人の世界観にゆだねてしまえ〜と思ってきたので、ディレクションもよっぽど「良かったのにもう1回やる」という感じでない限りは本人がもう1回やりたいと言ったらやらせる事にしてみた。最初のほうこそ、方針などトークバックで話し合いながら進めたが、中盤からは「聴く? 」「聴く。」「じゃあ聴こう! 」か「聴く? 」「もう1回やります。」「じゃあもう1発やろう! 」という2種類の会話しかしなかったような気がする。そうやってだんだん興が乗って来た頃。2番のA~Bメロも良い感じで録れたので「じゃあ続けてサビ行こうか!?」と元気よく僕が言うと「あれ? 貼らないんですか? 」と言われてしまった(今やコンピューターベースのレコーディングなので、一番のサビの波形をそのまま2番の同じ箇所にコピー・アンド・ペーストするなどものの10秒である)。見るとサビはどこも歌詞全く同じ。「ガ〜ン。アナログ世代の石器人なのがバレてしまった〜」と1000ポイントのダメージを受けつつも(アナログ・テープの頃は当然歌うしかない。テンポが一緒ならどこかのレコーダーかサンプラーか何かによけて、叩くという手法もあったが、それなりに時間もかかるので歌ってしまった方が早い場合も多々あった)。「ごめんね〜。古い人だからなんか2番は2番のニュアンスがあるかなとか思ってしまって。歌ってくれる? 」と言うと快く2つ返事で歌ってくれたのだが偶然最後の歌詞を微妙に間違えた。しかし! それが良かった! 「今間違えた歌詞けっこう良いと思うんだけど、2番はこれにしない? 」と言うと本人もそう思ったようで「そうしましょう」とのこと。「ほら〜、やっぱり歌って良かったじゃん」とか言うとこれで一気にほぐれたのかその後のサビもしっかり3番用の歌詞にちょこっと変えて歌ってくれて、それもまた良くて仮歌録りは上昇トレンドのまま終了した。

 その後またまた雑談していると僕が普段何をやっているのかと聞いてくる彼女。よっぽど「植木に水をやったり、風呂を掃除したりしている」と言いそうになったが「大槻ケンヂの特撮のサポート・ベースとかやっているよ」というと「ああ〜、そういう雰囲気ありますよね〜」となぜだか納得。「パンクっぽい雰囲気があるってこと!?」と聞くとどうやらそうであるらしい。その後は製作会社の担当女史も交え和やかな雑談の中仮歌録りは終了。参加ミュージシャンに釣られて(笑)締め切り直前の彼女も楽器録りの日は遊びに来るらしい。これはカッコイイところ見せなくてはとちょっとオジサマ勘違いな気合いを入れながら、僕はその場を後にした。

 家に帰って改めて借り歌入りのデモを聞いた僕。仮歌が入ったおかげで何をどうすれば良いのか全てが明確に見えて来た。ギターは思っていたのとは違ったので録音し直し。「なんか楽器のソロ」と思ってあけておいた場所も、これだ! という楽器を入れて音入れは終わった。で、後は落としなのだが、今日彼女の要素が入ってアレンジが生き返ったことで「他人の手が入る事の重要性」を再認識した僕は、近所に住む飲み助エンジニアに落としをお願い出来るか打診してみた。すると明日はオフ。ありがたい事に昼間うちに来てくれて落としてくれるらしい。まあその後お酒を奢る事になってはいるのだが「別の人の要素」というものを入れてくれる代価としては安すぎるぐらいだ。そうだ、今度彼女に「なんでそんなに生にこだわるんですか〜!?」と聞かれたら「色々な人の思いが入ると曲が育つんだよ〜! 」と言う事にしよう。「ああ〜、早くレコーディングの日にならないかな〜」と、昨日までの僕とは裏腹に超前向きな自分がいるのがおかしくてたまらないのだが…。

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# by ricken4001s | 2005-08-19 23:53 | 音楽 | Comments(6)

大体見えて来たかな

 う〜、さすがに一日中ヘッドフォンの生活が続くと疲れる。しかしようやく全貌が見えて来た。「こいつはこのまま行こう」とか「ここは是非無視して何か別の事をやって下さい! 」とミュージシャンにお願いしようとか、箇所箇所の対処計画が明確になって来たのだ。デモ的にもまあ大体人様にお聴かせしても大丈夫ぐらいのレベルには達して来たと思う。しかし打ち込みドラムの音をああでもない、こうでもないといじっていると、結局ジョン・ボーナムやレニー・クラヴィッツみたいな路線に行っているのは自分でも笑ってしまったが…。

 明日はこれに仮歌を録音する。いよいよこの曲を作った作曲家とご対面するわけだ。最初借り歌取りの場所を僕の家でどうか? と仕切っている会社の方が言って来た。確かにうちでも全然仮歌なら問題無く取れるのだが、ウラ若い乙女を部屋にあげて(写真で顔は知っているのだがなかなかチャーミングである)無駄に悶々とするのも精神衛生上よろしくない(笑)。なので某スタジオをお借りしてチャチャっと録る事にしたのだが、そのためには新しく買ったi-bookで録音出来るようにしなければいけない。2時間コースを覚悟して機械にウトい僕は早速昨日買って来たアップデータのインストールを始めたのだが、意外に簡単に出来てしまい、僕の録音環境は一気に最新のレベルへと到達したのだからなんだかあっけない。今まではファイアー・ワイアーのないマックだったので、直接システム・ディスクに書き込むという、いつコンピューターがブッ壊れてもおかしくない環境だったのだが、これからはちゃんと外付けのハードディスクにレコーディング出来る。このノート・パソコンとM-BOX、ちょっとしたマイク・プリとマイクを持って行けば明日もそれで済んでしまう。本当に便利な時代になったものだ。

 ところで今日、途中必要なものがあって買い物に行く途中、ラジオでもの凄い歪みベースに、全く動じない女性ヴォーカルが乗っているという超変態曲が掛かっていた。もしやと思ったが、やはり曲が終わってみるとそれはHIGH AND MIGHTY COLORの新曲であった。一番最初の曲を近所のスーパー(さすが前世おばさん)で聴いて以来すっかり大ファンになってしまった僕だが、やはり今回の曲もベースは歌に入ってもおかまいなしのブリブリ・ベース。歌も決してそれに対抗する事無くマイ・ペースに美しい世界を構築している。本当良いバンドだよなあ〜。相反するものをぶつけ合うことこそロック! というのを彼らは本当地で行っている。実は僕はそういうアンバランスさにもの凄く弱い。なんでディープ・パープルにこんなファンキーな人がいるの!? というグレン・ヒューズの存在とか、スピッツのギターの人なんでドレッドなの!? とか、彼らはもうそういうツボを押しまくりのバンドなんである。実は先日オン・エア・ウエストの前を通ると、まさにその日がHIGH AND MIGHTY COLORのウエスト公演。完全に1ファンな僕はお金払ってでも見に行きたかったのだが、なにぶんにも本人達は二十歳そこそこ。並んでいるお客さん達はほぼ90パーセント高校生という事で、うらめしくその場を去った。あ〜特撮対バンしてくれないかなあ〜などとアホな事を思う僕。そういう僕自身もサポートとはいえ、特撮では「なんでこの人がここにいるの!?」という気になる存在だったりするのかもしれない(笑)。

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# by ricken4001s | 2005-08-18 23:07 | 音楽 | Comments(4)

久々のオタク作業生活

 オタク作業生活、本当に久しぶりだなあ。20代後半から30代頭ぐらいまで、僕は作曲家の事務所に所属していたのでけっこうオタク作業やっていた。もう何回も書いているのでしつこいのだが、一番曲を使ってくれたのは川村かおり、それ以外にも須藤あきら、影山ヒロノブ、ゼリーちゃんのいたスイッチのアルバムにも曲を書いたし、マージャン・ゲームの曲を作ったりもした。あと、円谷プロに所属していた須藤ひとみちゃんには曲を書いただけでなく、プロデュースやアレンジもやらせてもらったし、そのつながりでウルトラマンの挿入音楽をやらせてもらった事もある。
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 当時は全部、この写真の左に写っているオープン・リールの8トラックのアナログ・レコーダーで作業していたのだが、実家の時はこれの「ガチャ」という音がうるさいとよく隣の姉の部屋から苦情が来ていたっけ。その後時代も流れ、今は右に映っているプロ・ツールズで作業している。実は今日、注文していたアップグレード・ソフトが入荷し、楽器屋に買いに行っては来たのだが、ミディの接続などやりなおすのは大変という訳で結局旧コンピューターでの作業だ。今日はドラムも終わってベース、ギターと録音したが、さっき聞いたらベースのトラックにノイズが乗っている。これはとり直さなくちゃ。それからギター録りにはいつも苦労する。僕は正直ギターにあんまり興味がないのだが、これがいけないのかもしれない。本当の事を言うとバンドのプロデュースものの時もいつも組むエンジニアの池田さんが元ギタリストだというのを良い事に、ギタリストに意見を言った事はほとんどない。だいたい池田さんにおまかせで漫画読んでいるのだが、先日長い付き合いのコロバのギターの靖君に「竜さん、俺のギターに意見した事が一度も無い! 」と怒られたのはさすがにビックリした。 そのツケが今日回ってきているのか、ギターって本当にとるの大変だなあ、と改めてしみじみ思う。前まで一緒にバンドやっていた人達に「ギター録音ってなんであんな時間掛かるんだろう」とか不思議に思っていたし、大体ギターのレコーディングが始まると僕は「じゃあ頑張ってね〜」と先に帰っていたが、ギターのパートというのはやはりあれこれ迷うんだな。ベースみたいに「コレ!」って決めてビシってとるパートじゃないんだな。今まで一緒にやったギターの人達、冷たくして本当にごめんなさい! と罪悪感で一杯になった。でもやっぱりその後参考にディスコものやヒップホップもののCDを聴くと「ギター完全に脇役じゃん。なんでも良いじゃん」と思ってしまうバチ当たりな僕も健在なのでいけないのである…。

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# by ricken4001s | 2005-08-17 23:52 | 音楽 | Comments(5)

カエルにヘッドフォン

 今日の僕は午前中からひたすらヘッドフォン。昔「牛にヘッドフォン」というタイトルのアルバム(一体なんという人達のアルバムだったのか今となっては謎であるが、本当に牛にヘッドフォンしているというシュールなジャケットであった)があったが、今日の僕はさしずめ「カエルにヘッドフォン」である。本日の作業は僕の一番嫌いなドラムの打ち込み。僕はいつもこれが嫌なので特撮用のデモを作るときには自分でハードディスク・レコーダーをリハスタに持って行って味のドラムを(本人的にはレニー・クラヴィッツのようだと自負している)叩いたり、港のヨーコに(僕にはシンディ・ブラックマンみたいに聴こえる)叩いてもらったりしているのだが、今回はある意味小賢しい(笑)16のシャッフルなのでフュージョンの素養が1ミリもない僕はちゃんとドラムを打ち込む事にした。そして午前中いっぱい掛かってなんとかBメロぐらいまで打ち込み終わった僕、さてサビに突入するぞ思った瞬間目眩が。「あれ〜、俺こんなに疲れる程作業したっけ!?」と不思議に思っていると、それは目眩ではなく地震であった。慌ててデータをセーヴする僕。デモ作り作業中は何が何でもデータ優先。機材満載のスチール棚は今にも倒れんばかりにユラユラゆれているが、自分の危険は2の次でデータ優先なのがおかしいが、セーヴしている間は真剣そのものである。だがやがて地震は収まり、その後はサビぐらいまで打ち込んだところでタイム・アップ。今日は某楽器屋のレッスンに行かなければいけないのだ。

 特に荷物もないので電車で向かう僕、いつも平日の昼間の電車には乗り馴れているのだが、どうも今日は様子が違う。明らかに人が少ないのだ。「ハハーン、こんなところまでお盆効果だな」と納得した僕だが、車内アナウンスで東北新幹線が全線運休と聞いて、これはお盆の行き帰りだった人はかなり気の毒だなあと遠い目になってしまった。

 予定よりも早くスタジオに着いた僕。まだ生徒は来ていなかったので早速ジョン・ボーナムばりの手ドラムで先ほど打ち込んだパターンを演奏してみる。「なるほど、ここでバスドラは小賢しいからやめよう」とか色々新たな発見をするが、大体デモの細かいドラムのパターンなどは普通ドラムの方は忠実には演奏してくれない。というか相手は専門家なので僕ごときの考えたへなちょこドラムに左右されてもらっては逆に困るのだが、ず〜っと前、ドラマーのK氏にレコーディングをお願いしたら、僕のへんてこりんな打ち込みを「もしその通りにやれと言われたら困るので」という理由で完全コピーして来て頂いてしまいもの凄く恐縮した経験があるので、無責任なパターンは打ち込めない。そういえばその時は同じバンドのB氏にもキーボードをお願いしたのだが、彼は事前に資料を送っていたのにスタジオに入ってから「どんな曲なの!? 」と聞いていて好対照だったっけなあ。まあ、パートの性格や役割の違いもあると思うのだが…。などと考えていると、やがて生徒もあらわれ、久しぶりにレッスンを行った。

 無事レッスンを終えて家に帰って来ると、早速続きである。ヘッドフォンをしたまま「ここはバスドラ食って、ここは食わなくて〜」とか色々考えながら打ち込んでいるとどんどん時間は過ぎる。しかしそれでも地道にやり続けていると、遂に12時過ぎ、全ドラム・パートを完成する事が出来た。「よ〜し、ここまでくれば後は早い。ベースは弾けば良いんだし歌だって歌えば…って、これって完全女の子キーじゃん! 仮歌だれかにお願いしなくちゃ無理だよ〜! 」と、この期に及んで新たな問題が発生したにも関わらず、僕はなぜだか落ち着いて焼酎飲みながらまた日記を書いている。まあ明日、発注元に色々相談すれば良いや〜と、ドラムさえ打ち込んでしまえばこっちのものという感じの僕がいるのだから、今世紀中に僕が売れっ子アレンジャーになる可能性は皆無に等しい。まあ「カエルにヘッドフォン」だからね。

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# by ricken4001s | 2005-08-16 23:11 | 音楽 | Comments(3)

 いよいよアレンジの構想も固まって来た(って頭の中だけだけど)。早速午前中から仮ピアノを録音する。実は僕の作業の中でいつも時間がかかるのがこの仮ピアノ。これをもとにドラムを打ち込んだり、ベースを弾いたり(この楽器だけは打ち込むより弾いた方が早い。当たり前だが)、ギターを弾いたりするわけで結局最後は差し替えて使わないのだが、ここは食ったほうが良いのか、オンのほうが良いのかとか、悩みだすとキリが無い。結局ああでもない、こうでもないと色々試したあげく、それなりのを録音したところでタイム・アップ。そろそろシャワー浴びて着替えて出ないとリハに間に合わない。

 なんだかんだで時間が掛かり、いつもだったら絶対間に合わない時間になってしまったのに、またもやお盆マジック。会場に着くと本間さんの次、2番目の到着であった。早速機材を出してハタと気付いた。なんと僕シューマッハーズのチラシを忘れて来てしまったのだ。「ボショーン」と落ち込んだのもつかの間。ならば手書きで書けば良いじゃんというわけで竜画伯は、ものの十数分で味のあるチラシを書き上げた。あ、ところでこの場を借りて発表すると9月19日はまたも長嶋ミスター(斉藤孝太郎君)がゲストで参加する。彼もせっかく半袖のツナギを自費で購入したのでもとを取らなければいけない。なのでみなさん、是非是非遊びに来て下さいね〜!

 と、シューマッハーズの宣伝に話はそれたが、HONEY BUTTERFLY今回はアコースティック・ライヴである。アコースティックと言ってもそれは言ってみれば「MTVアンプラグド」みたいなもの。ギターもベースもエレキだし、鍵盤だってアコピじゃなくてちゃんとシールドがつながっている。ただ本間さんがドラム・セットじゃなくてパーカッションなのがちょっと違うかなって、その程度だ。いよいよリハが始まると、セッティングの関係上僕の立ち位置(というか座り位置)は自分のアンプの目の前。これじゃあ自分の音しか聴こえないようとだいぶアンプの音量を下げたつもりだったが、それでも自分の音しか聴こえない。すると僕の目の前にいた本間さんが「どうも位置のせいかベースしか聴こえないです。キーボードここから返してくれますか〜」と、おそらくは僕と本間さんの共同モニターであろうスピーカーを差して言ってくれた。「僕もそうして欲しいです〜。たくさん返して下さい〜」と叫ぶ僕。実は日記にも書いた通り今日はスタジオでのリハでは使わなかったフレットレスをぶっつけ本番で持って来たので他の人の音が聴こえないと音程が取れないのだ。

 なんとかリハも終わり、僕は本番までの時間を利用してレコーディングをお願いするミュージシャンにはじから電話。1人だけ留守電だったがみんなやってくれる事になり一安心。実は今回とあるパートの人はあてにしていた人がスケジュール的にダメで、ならばというわけで以前から気になっていた人(全く面識はない)を人づてに紹介してもらいやってもらうという冒険もしてみた。またそういう人に限って事務所に入っており(というか入っていないのって僕ぐらいだが)マネージャーさんに電話。初対面が苦手な僕はあがってしまい僕の連絡先やメアドなどを教えたが、今回のレコーディングがどうゆう趣旨でお金の出所はどこで、仕切っているのはどこかという重要な情報を全く伝えなかった。今頃あのマネージャーさん「あの仕事受けちゃったけど大丈夫かしら〜」と不信感いっぱいに違いない。まあ、明日その紹介してくれた人を介してご挨拶メールしておけば良いという気もするが…。
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 そしていよいよ、本番が始まった。本番は良い感じにベースの低音も吸われ、けっこう全楽器がちゃんと聴こえる。1曲目、なかなか妖しい感じでうまく出来た気がするが、やはり盛り上がって来てしまうと僕の音しか聴こえない。「ハッ!」と気付いてもそこから自分だけもり下がるのも変だし、そのまま行くしか無い。全編イケイケの2曲目は大丈夫だったが、フレットレスを使ったバラードの3曲目、4曲目でもまたその現象が起きてしまった。特にフレットレスでそうなると、もう本当ヒヤヒヤ。僕は絶対音感は無いのでこうなると自分のベースの解放弦しか基準になる音程は無い。やたらと解放弦の入った不思議なフレーズになりがちだが、ハニフラの場合は何故かキーがAやEといった解放弦が沢山使えるキーが多いので助かった! まあでも、盛り上がっちゃったらしょうがないもんねと開き直っているうちにライヴは終盤にさしかかった。
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 最後のMC、本間さんとマキちゃんの2人(実はこの2人がHONEY BUTTERFLYで、残りはサポートである)は本番前に僕の物販について触れますと言っていたわりに全然振ってくれない。まあ時間も押しているし、この後も対バンあるしと諦めかけていると突然メンバー紹介が始まり、最後に僕の番が回って来て帽子を売っている事を告知。2人も帽子を被ってくれて良い感じでプロモーションしてもらって感謝、感謝である。
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 その後セカンド・ラインの盛り上がり曲を最後に、ライヴは無事に終了した。その後物販の帽子も順調に売れて、いよいよ帰ろうという時、事件は起こってしまった。機材を1階に下ろして本間さんに機材の番をしてもらい、大雨の中車を取りに行くとなんとコインパーキングの料金所が大雨でビショビショで紙幣を受け付けなくなってしまったのだ。しかも僕の1000円札を1枚飲み込んだままそれを認識せずに清算は中止されてしまったのである。これは大変、しかも僕の後ろには次の車が待っている。僕はあわててコールセンターに電話するも、すぐにはスタッフが到着しないとか。とはいえ雨で紙幣が濡れないように僕も料金所ギリギリに止めていてドアは開かない。にっちもさっちも行かなくなっていると後ろの車の人が降りて来た。「ゲー、怒られる」と思ってこっちはもっと強気で「今、紙幣が受け付けなくなってコールセンターに電話している。ちょっとバックしてくれませんか!?」と大声で言うと、多分コイツは危ない奴だろうと思ったのだろう。何も言わずに車をどけてくれた。そして車をとめなおしてジュースを買いに行って小銭を作る。ようやく再び料金所で料金を払い始めた僕だが、今度は¥300足りない。どうやらあわててジュースのお釣りを少し取り忘れたようだ。しかも後ろには今度は2台車が待っている。これは絶対絶命というわけで僕は窓を開けて窓から脱出(またもビッタリつけてしまった)、後ろの運転手さんに謝りに言って事情を説明すると、なんとその運転手さんが¥1000札を崩してくれた。というわけでやっと出られた僕だが、本間さんを待たす事はもはや30分近い。実は何度か本間さんからと思われる着信もあったのだが、とにかくテンパっていて出られなかった。そして会場の1階に言っても案の定本間さんはいないし、僕の機材もない。どうやら本間さんが自分の車に入れて移動してくれたみたいなんである。その後僕はなんとか本間さんと連絡を取り合い、機材を引き取って家路に着く事が出来た。

 あ〜、それにしても本間さんには悪い事したなあ。自分のバンドのライヴの打ち上げなのだから早く行きたかっただろうに。これからはコイン・パーキングの清算には硬貨を沢山用意しようとか、こういうライヴにはちゃんとローディを連れて行こう、とか、色々な反省が渦巻く中、僕は家路に着いた。さ〜て、帰ったら切り替えてアレンジ進めなければ!

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# by ricken4001s | 2005-08-15 23:30 | 音楽 | Comments(5)

ようやく方針決定!

 それは朝起きたてに突然やってきた。まだ眠い目をこすって意識のない僕の頭の中に、今アレンジ中の曲の完成品が突然天から降って来たんである。「なんだ〜この曲? ええっと、あっ! これって今アレンジしている曲! 」とビックリした僕は早速ギターを片手にコードをなぞる。「ふんふん、ここはデモ通り、それでここはああ、こんなコードかあ」と元々作曲家が作って来たデモからコードが変わっているところなどを確認する。その後ある程度コードをまとめた僕はそのデモを小さめにならしながらそのコードを弾いてみるとこれがバッチリ合うじゃないの。こういう時歌だけやたらとデカイ(失礼)デモを作って来てくれているとありがたい。おかげでアレンジ開始(本当に開始してたか〜!?)から数日でようやく方針がまとまった。方針が決まると早速浮かぶのがミュージシャンの顔。絶対この人だろうという人の顔が何人か浮かんだのではじから電話してみる。とはいえもちろんスケジュール的にNGの人もいれば、2つ返事でOKの人もいる。今回はもうレコーディングの日程は決まっているので何人かの候補に連絡してみてスケジュールのあいている人を書き出し、その中で一番良い組み合わせを探ってみた。まあまだ連絡の取れない人もいれば悩み中のパートもあるので決定するところまでは行けなかったのだが…。

 ところで昨日の夜マーティン・スコセッシ監督のインタビューをテレビで見た。なんでもスコセッシ監督は役者が台本を無視してアドリブしたりするのは大好きだそうで、有名な「タクシー・ドライバー」のロバート・デニーロが扮するトラヴィスが鏡に映った自分に語りかけるシーンはなんとデニーロのアドリブだったそうである。僕も自分でアレンジする時は良い意味で全然僕の言う事を聴いてくれない人が好みだなあ。苦心してアレンジしたのが一瞬にして崩されるのは悔しさもあるが、それよりも目からウロコが落ちる事のほうが多いからだ。まあ、今度レコーディングをお願いする人達がこれを読んで悪のりされるとそれはそれで困るんだけどね。

 ある程度方針も固まったが丁度譜面の紙がない。なのでそれを買いに行きがてら薬味セットを買って来てソバをゆでる。さて、今日はゼペット・ストアの解散ライヴにも行こうと思っているのであと1時間ぐらい作業してから出るかと譜面を作り出した僕。しばらくやってふと気になってネットで開始時間をチェックしてみて驚いた。なんと今日は5時スタートなのだ! 「ゲゲゲ、今4時10分、どんなに急いで準備しても4時30分出発、と、とてもじゃないが間に合わない! 」と気付いた僕だが、考えてみればまだ譜面も出来上がっていない。こりゃライヴ見に行くどころじゃないよ、ゼペット解散は悲しいけど、ここはぐっとこらえて作業を優先して進めなければなるまい。そう気を取り直した僕はゼペットのみなさんにテレパシーを送り再度譜面に向かったのだが、ライヴに行かない事に決めたら急に眠気が襲ってきた。どうやら昨日スコセッシ監督のインタビューを遅くまで見ていたのがいけなかったようなのだ。

 ハタと気付いたときにはもうけっこうな時間。おそらくゼペットのライヴももはや中盤であろう。「ガ〜ン、ライヴも見れず、譜面も作れず、俺ただの怠け者じゃん」と僕は落ち込んだのだが、過ぎた時間はどうやっても戻ってこない。その後時間をかけて譜面を作成。よし、ここからデモを録音し始めるぞと意気込みも新たにしたものの、今度はおなかが空いてきた。そして肉を焼いて食べ、食休みして、で、結局今僕はブログで日記を書いている。あ〜、一時期小室さんや小林さんみたいにプロデューサーかアレンジャーで俺は行くぞ! とか意気込んでいた時期があったとは思えないていたらくぶりである。本当に明日こそ、デモ実際に作り出さないと終わらないよ。明日はライヴもあるし、あ〜神様今だけ1日を48時間にして〜と言ったところで、僕はまだ何も作っていないという事は変えようもない事実なんである…。

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# by ricken4001s | 2005-08-14 23:10 | 音楽 | Comments(7)