2006年 08月 26日
アップライトの弦
さて何故僕がそんな池袋にまで行っているのかというとアップライトの弦を買うため。前回の買い物失敗の教訓を胸に色々調べたのだが、バークレー音楽院卒業の本物のアップライトも所有するとあるベーシストの方からは「スピロコアという弦を買ったら良いですよ」と教わった。しかも新大久保に小さな楽器屋があって、そこだと色々教えてもらえるらしい。そして今月のベースマガジンでもチャーリー・ヘイデンが「弦はスピロコアを使っているよ。まあ1〜2弦はナイロン弦だけどね」と語っている。しかし、スピロコアは大体1セット2万円。いつも使っているロトサウンドが7〜8セット買えそうな値段である。ちなみにロトサウンドからもアップライト弦出ているのだがこちらは3万いくらなので論外。さて困ったなあと思ってネットサーフィン(死語?)しているとラベラ社の弦が見つかった。しかもこちらは1万円ちょっと。ラベラ社と言えば昔からエレキベースの弦では有名であるのだが、ずっとロトサウンド一辺倒(まあ途中でアーニーボールやダダリオ、ピカトなどは使ってみたのだが)で来ている僕が使った事があるはずもない。やはりこれはスピロコアかなあと思いながら何気なくPE'Zのインタビューを読んでいると「弦はずっとスピロコアだったんですが最近ラベラにかえてみて、これがなかなか良いんです」という発言を見つけた。なんでもスピロコアよりもずっしり下が出るのだとか。
なるほど、ずっしり下が出て1万円近くも値段が安いんじゃラベラにしよう! と心を決めた物の、調べるとラベラには「スチールコア」と「ロープコア」の2種類があるらしい。しかも「ロープコア」のほうがタッチが柔らかいと書いてあるのだが、このロープコアが池袋の某楽器店にしか置いていなかったのだ。それでこの楽器店に来店、ベース売り場に行くと奇しくも若いお客さんが今まさにエレクトリック・アップライト・ベースをお買い上げしたばかり。しばし様子をうかがいつつ、今エレクトリック・アップライト・ベースを買ったお客さんの応対をしていた店員さんをつかまえて相談してみた。「あの〜、弦が欲しいんですけど、スチールコアとロープコアとどっちが良いですかね? 」と聞いてみると僕の楽器の機種を聞かれた。大体みんなわからないのだがその店員さんはちゃんと「あ〜、あれは良いですよね。ちょっとポコポコした音ですよね!? 」とわかってくれた様子。どちらの弦があってますかと聞くと「スチールコアのほうが良いですよ。ロープコアだと今までとタッチが変わって弾きにくくなるかもしれませんから」と助言してくれた。
というわけで僕は「スチールコア」の弦を買って来て張り替えてみた。実はその楽器屋さんの渋谷店にはロープコアはなかったもののスチールコアの弦なら置いてあった。「なんだ〜、じゃあわざわざ池袋まで行かなくても〜」とか思いながら弦を取り替えるとなんだか妙にタッチが固い。なるほどその時点で気が付いたのだがさっきの店員さんの話は、僕のベースにもともとスピロコアが張ってあるという前提での話であった。実は僕は自分でアップライトの弦を買った事は無く、換えたのもだいぶ前。換えた弦も知り合いが僕にベースを売ってくれる時に「新品の弦を1セット付けますよ〜」と言って付けてくれたもの。なのでそれがスピロコアだったか、もっと柔らかい弦だったのか覚えているはずもないのである…。
というわけなので、もしかしたらその弦はもっと柔らかいものだったのかもしれない。いやでも、エレキベースでも張り替えた直後は弦が固く感じるしな〜などと悩んだりもしたが、これがスピロコアに近いニュアンスという事なので、取り敢えずアップライトのスタンダードなタッチを手に入れたと思う事で僕は納得した。実際音も良く伸びるし音程もわかり易い。アンプにつないでみるとなるほどPE`Zのメンバーも言う通り下もズッシリと出ている。きっと次のライヴは良い感じの音で弾けるという事は確実なのだが…。う〜んそれにしても指痛い!
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