と言うわけで本日はいよいよ川崎は東扇島で行なわれる「夏の魔物」の当日であった。青森でやっていた頃のシャバダバ具合のあれこれを色々な人に聞かされていたのでかなり覚悟して向かったのだが、今回はクラブチッタも共同運営しているせいか、肩をすかされるぐらい仕切りがちゃんとしていて「な〜んだ、ちゃんとしてるじゃ〜ん」と言う感じ。
ところがなんと土壇場で僕のリッケンがもの凄いノイズを出すようになってしまい、急遽もう1本持って行ったヒストリーのジャズベで本番を迎える事になった。まあでも、個人的には橘高さんもフライングVでそんなにジャッキーンと言う音では無いので、ジャズベのほうが少し重心が下がってお互いの音域の棲み分けが上手に出来て、結果オーライだったような気がする。
ちなみに本番は覚悟していたのだが、熱いのなんのって。熱さで頭がボーッとしてしまい、あんなに練習してカンペも置いた「猫のリンナ」(I want you to want me)の歌詞が飛びそうになったりもした(ちなみにこの曲をうちのお姉ちゃんが初めてライヴで聴いた、チープ・トリックがトリの横浜スタジアムのジャパン・ジャムは雨であった)。そして実はリハの時には正直なんでこんなに短いステージなのに「サイコキラーズ・ラヴ」のアコースティック版をやるのだろうと疑問に思っていたのだが、もしこれが無かったら間違いなく僕は「踊るダメ人間」を迎える前に熱中症で倒れていたに違いない。本番になって初めてガーサスな選曲に感動しつつ、最後には弱々しく「踊るダメ人間」で左足を上げたりして、僕の「夏の魔物」は無事終了したのであった。
とまあ、無事自分達のパフォーマンスが終わってから困ったのが「どの人達を見てどの人達を見ないか」。演奏直後、調度ローリーさん、サトケンさん、ロジャーさんのMANJIをやっていたのでそれは途中から見たのだが、その後人間椅子まで見てしまうと、有頂天とスチャダラパーが同じ時間帯に演奏する段階にまで到達してしまう。実はある有頂天のメンバーが(ってまあ知っている人は知っているんでしょうが)クラ*ン・レコードのディレクターさんで、20年以上前に僕が人生初のサポート・ミュージシャンとしてのレコーディングに臨んだ桑名晴子さんのアルバムのレコーディングの時にあり得ないほどお世話になったので、そうなると有頂天を見ざるを得ない。ところが僕は、誰にも言った事はない物の「世界で一番好きなヒップホップ・バンドがThe Roots(クエストラブがいる、ニューヨークのバンドです)で、その次がスチャダラパー、そしてそのまた次がライムスター」なので、ここまで残ると精神衛生上よろしく無いと判断して、MANJI終了後に会場を後にさせて頂いた。う〜ん、車じゃなかったら酒飲みつつもっと残っていたと思うのだが、帰りの混雑等にも巻き込まれなかったし、結果的にはこれはこれで良かったんだと思う。
取り敢えず、貴重な「鍵盤ももう1本のギターもいない筋少/特撮モドキ」を体験した皆さん、ありがとうございました。個人的にはこの風通しの良い感じ嫌いでは無いので、また機会があったら是非やりたいな〜、なんて思っている。その時は是非また「ジェロニモ」やりたいな〜。橘高さんのジェロニモ、新鮮で凄く良かった。フライングVと言う事はある意味TATSUさんに先祖帰りした感じも無きにしもあらずなんである…。
あっ、ちなみに今回僕は初めてイントロを「ブーヒー」ではなく「ブブヒー」と弾いてみましたが、個人的にはイマイチな感触。次に機会があったらやっぱりベースはいくら他の楽器が「ブブヒー」でも「ブーヒー」でやりたいなあ、なんてやりながら思ってしまったのであった。遊びに来て下さった皆さん、ありがとうございました〜!!!
*4人で頑張りました。(4 of us did our best. )*我々のテント。(Our dressing room .)*リッケンちゃん、ご機嫌斜め。(My Rickenbacker didn't work today. )*ホタテまいう〜でした。 (Enjoyed the good Hotate. )
竜理長のページ(竜理長ファーストアルバム、予約受け付け中! )
DANDELIONスクールのお問い合わせメールボイトレ、作曲/アレンジ、ベース、デモ作成等、音楽のお悩み相談、レッスンのお問い合わせはこちらからどうぞ!!!