というわけで遂にYOKO+RYO+MARUSEの本番を迎えた。対バンはUTA-DAMASHIと言う、アンセムのヴォーカルの森川さんと、彼自身のバンド(ややこしいですが)、パワーヌードのZIN君のユニット。彼らのリハが終わり我々のリハの段になったら、ZIN君もお店の皆さんも「おおっ、凄いプリアンプ使っていますね。**ですか〜、これ、高いですよね」なんて言って来た。
「ええっ!? そうなの!?」と言うのが心の声だったのだが、そこはなんとか「いやいや、激安通販で買ったので、ほぼ半額でしたよ」なんて返した。だが正直、これがそんなに高級品だとは知らなかった。と言うのも、これを買ったいきさつは、福島レコードのライヴとリハの時に佐橋さんがとても良い音でアコギを弾いているので、どんなプリアンプを使っているか見せて頂き、それをそっくり真似して買った、と言うもの。実はその時浦沢直樹さん(漫画家の)や織田哲郎さんも良い音でアコギを弾かれていたのだが、浦沢さんが使っていたプリアンプはサイズがややデカかったのと、織田さんのプリアンプは友人にカスタムメイドしてもらった物、と言う事で、消去法でこれを買ったのだが、そんなに褒められると、ハードルが上がる事上がる事。リハでは「僕は本当はベーシストなんです」なんて言う言葉を禅問答のように繰り返しながらポカミスを連発。陽子さんからも「テンポちょっと違わない!?」なんてクレームが来てしまった。いやはや、メンタル弱いなあ…。
とまあ、リハではややテンパってしまった僕なのだが、その後アルコールの力も手伝って(?)落ち着きを取り戻し、ライヴはMCを含め、良い感じに進んだと思う。陽子さんのMCはマジなので(そこが良い所なのだが)、途中日本エレキテル連合や綾小路きみまろの話題等を無理矢理入れてみたのだが、これがUTA-DAMASHIのお客さんにも思いっきりウケが悪くて、逆にどんどん心が落ち着いて来ると言う、本当に僕のメンタルってどういう構造になっているのだろう、もしかして芸人の岡田さんとか、その辺と近いのかな、なんてバカな事を思いながら演奏しているうちに、我々のパフォーマンスは終了した。
その後、UTA-DAMASHIの熱い(例えアコースティックであろうとも)演奏を聴かせて頂き、3人でラーメンを食べよう、なんて事になったのだが、僕はやや終電がやばかったので、先日のスージーに引き続き先においとまさせて頂いた。
いや〜、でもヴァイオリン良いっすね。今日はスージーの名残で、スージーの「恋は不思議」をやらせて頂いたのだが、ヴァイオリンが合う事、合う事。出来ればマルセさんをスージーのゲストにもお呼びしたかったのだが、これはあちらに移った時にはお願いしようと思う。と言っても、あちらにはもうHONZIもいるので、ダブル・ヴァイオリンなのかな。
このYOKO+RYO+MARUSE、陽子さんのヴォーカルを軸に、MARUSEさんと僕のハーモニーも良い感じだったと思うので、またあまり間を空けずにやれたら嬉しいな、なんて思う。お二人、そして遊びに来て下さった皆さん、ありがとうございました!!! 最高に楽しい2014年のライヴ収めになりました。しかし、現状、左手の指先がメチャクチャ痛い。アコースティック・ギタリストの偉大さを、今痛感中です…。
*一応アコギの人に見えない事もないか…。(I could look like an acoustic guitar player. couldn't I ? )