たった1人の生還。(The sole surviver)

 この本を読み始めたのは、雪の中東名高速で車に何時間も閉じ込められた皆さんが出てしまう事件よりも、バリ島でダイビングの方々が流されて行方不明になってしまうよりも前なのだが、内容は92年に「たか号」というヨットでグアムに向かうレースに出ていて転覆し、27日間救命いかだで漂流して助かった方のお話。

 助かったご本人、佐野さんが書いているのでこれがまたリアル。内容はとてもここで要約出来るような物では無いので敢えて書かないが、個人的な感想を書かせて頂くと、人が何かの災害や事故に遭った時に生死を分つのは、かなりな割合を「運」が占める、と言う事。これは東日本大震災の時にも思ったのだが、思いっ切り災害時に向けて準備していた方でも、駄目だった方はいらっしゃるだろうし、何にも準備していなかったのに、様々なラッキーが重なって助かった方もいらしたと思う。

 まあ、恐らくご自身の謙遜もあるとは思うのだが、この文章をまるまる信じると、佐野さんが救命いかだに同乗した他の5人に比べて、特に余計に努力した、という感じでもない(まあ幾つか、他の人がしなかった行動等もしているのだが)。そう考えると、今のうのうと生きている僕も、何かを余計に頑張ったから生きているのでは無くて、ただ何となくラッキーで生きているのだな〜という感じがしてくる。

 これは良い事なのか悪い事なのか分からないのだが、僕は「これはもう死ぬかもしれない」なんて言うギリギリな目に遭った事は、今までの人生で1度も無い。そういった極限状態を、この本を読む事でほんの少しだけ想像する事が出来た気がする。

 また「佐野さん1人だけ助かった」と言う事で、残念ながら命を落とした他の5人の方々の遺族に対する後ろめたさを感じた事や、傍若無人なマスコミに心をかき乱された描写などもあり、バリ等のダイビングの生存者の皆さんの気持ちも少しだけ想像する事が出来た。久しぶりに良い本に出会えて感謝。僕も釣りに行く時には必ず救命胴衣を着用し、落水しないように気を付けなくてはな、なんて気持ちを新たにした。
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*こちらがその本。(This is the book. )
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*夕飯は面倒くさくなったので、近所の中華屋さんで外食。(Ate out my dinner at the Chinese restaurant near my house. I wasn't willing to cook. )

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by ricken4001s | 2014-02-19 23:22 | 音楽 | Comments(1)

Commented at 2014-02-24 21:38 x
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